早漏はペニスが膣内の環境に慣れるのを待つだけではなかなか改善しません。
早漏の原因には様々なものがありますが、体質が起因している早漏もあるのです。
早漏を改善するために薬を飲んだりトレーニングをすることも大切ですが、時には体質が原因なのではないかと見直すことも必要です。
目次
体質で早漏になる原因
体質が原因で早漏になる場合、下記の要因が考えられます。
自律神経の乱れ
早漏は自律神経によって左右されていると言っても過言ではありません。
自律神経には交換神経と副交感神経というものがあります。
交感神経は興奮や緊張などを感じた際に優位に働き、副交感神経は逆に脳がリラックスしている状態で優位になります。
どちらが優位になるかというのは、ノルアドレナリンとセロトニンが関係しています。
ノルアドレナリンが脳内で多く分泌されると交感神経が働き、セロトニンが多くなると副交感神経が働くようになっているのです。
自律神経の乱れは、交感神経を過剰に働く状態を作り出します。
交感神経が優位になっている状態というのは、興奮しやすい状態であるということです。
よって、SEX中に交感神経が過敏に働いて過度に興奮してしまい、早漏になってしまうのです。
自律神経失調症やうつ病を患っている方は、自律神経のコントロールがうまくできていないがために早漏になっているケースも珍しくありません。
加齢
これは衰弱性早漏の要因に当てはまりますが、加齢による筋力の低下で早漏になることがあります。
年齢を重ねると筋肉が少ない体質になりやすいため、若いころは早漏に無縁だった方も、知らずしらずのうちに筋肉が減ったことで早漏になったというケースもあるでしょう。
食生活の乱れ
栄養がほとんどないインスタントラーメンやジャンクフードなどばかりを食べていると、体の栄養バランスが崩れて早漏になってしまうことがあります。
忙しいからと適当なものばかりを食べていると、若くても早漏になる可能性は高まります。
包茎
包茎は早漏の大きな原因になることが多いとされています。
これは、ペニスの最も感じやすい亀頭と呼ばれる部分が皮で隠れていることが多いので、亀頭が刺激に慣れておらずに早漏になってしまうからです。
ただし、包茎には仮性包茎と真性包茎の2種類があり、真性包茎は勃起しても亀頭が皮で覆われているため、早漏にはなりにくいと言われています。
早漏治療のための体質改善法
上記で挙げた早漏の原因を解消するには、下記のような生活改善を行いましょう。
十分な睡眠を取る
睡眠不足は自律神経を乱す大きな要因のひとつです。
仕事が忙しくて睡眠不足に陥ったり、ゲームなどに夢中になって十分な睡眠を取っていないという方は、毎日6時間以上の睡眠時間を確保するように工夫しましょう。
ストレスを溜めない
セックス中にストレスが溜まっている状態だと、交感神経が優位に働いて興奮しすぎてしまい射精時間が早まる恐れがあります。
日頃ストレスを感じている方は、趣味や運動の時間を確保したり、休みを取ることでストレスを解消する機会を設けましょう。
筋トレや運動で筋肉を保つ
加齢による筋力の低下を放っておくと、早漏改善の薬なしでは射精を抑えることは難しいでしょう。
特に尿や射精をコントロールするためのPC筋といわれる筋肉は、早漏改善には欠かせない筋肉です。
歳をとって早漏が気になるという方は、PC筋を中心に筋肉量を増やす筋トレや運動を行うことをおすすめします。
栄養満点の食事を取る
1日3食、栄養バランスを考えた食事を取ることが大切です。
特にセックスミネラルと呼ばれる亜鉛を積極的に摂るようにしましょう。
また、アミノ酸の一種、トリプトファンは早漏の改善効果をもたらすとされています。
トリプトファンが多く含まれる食材には、赤みの魚やはちみつ、牛乳などがあります。
包茎手術
早漏の原因が包茎である場合は、包茎手術が最も手っ取り早い解決法になります。
包茎の状態によって健康保険が適用される場合と自由診療になる場合に分かれるので、一度泌尿器系や専門のクリニックに相談すると良いでしょう。