早漏を治す手段の一つとして、「手術」があります。
あまり一般的ではありませんが、早漏改善のひとつの手段として手術を選ぶ人は一定数います。
早漏手術は、トレーニング療法などと比べるとかなり大がかり的な感じがして、少し腰が引けてしまいそうですが、早漏改善の手段として、どういったものがあるか知っておくに越したことはありません。
「早漏気味で悩んでいるけど、どうしたらいいかわからない」
「早漏の手術ってどんなものがあるんだろう」
このような気持があり、少しでも興味があるなら、一度手術に関しても検討してみた方がいいでしょう。
ここで早漏手術のメリットやデメリット、費用等を掲載しますので、ぜひ目を通してみてください。
目次
早漏外科手術はのメジャーは主に2種類
早漏を治すための手術はいくつかありますが、主によく行われているのが、亀頭増大手術と包皮小帯切除術です。
これら早漏改善の手術は、包茎と深く結びついます。
というのも、そもそも包茎の人は早漏である場合が多いです。
その理由としては、包茎の人は亀頭が露出していないので刺激に対する耐性がなく(亀頭ずるむけの人はパンツなどにこすれたりして、ある程度の刺激には慣れている)、そのため少しの刺激でもすぐに射精がおこってしまいます。
なので、包茎治療をすることは結果的に早漏改善につながるということでもあります。
つまり早漏手術=包茎治療という認識でもいいかもしれません。
下記にあげる二つの手術法も早漏改善のための手術というよりは、どちらかというと、包茎治療の場面で使われることが多いでしょう。
包茎で悩んでいる方が、早漏と包茎を一気に治すチャンスでもあるので、一度じっくり検討してみてください。
・亀頭増大手術
亀頭増大手術は、読んで字のごとく亀頭を大きくする手術のことです。亀頭にヒアルロン酸を注射していれるのが主流となっています。
他にはコラーゲンやアクアミド、サブQ、パーフォーム(バイオアルカミド)等がある。
カリの部分だけに注入してカリ高(女性の膣にひっかかり、快感を与えやすい)にするようなやり方もあれば、全体的に大きくするために、亀頭全部にまんべんなく注入するやり方もあります。
包茎を治療するだけなら、カリ部分のみでもいいですが、早漏改善までを考えると全体的に注入するタイプがいいでしょう。
亀頭を包むようなコーティングをすることで、感度を鈍らせ早漏を改善することができます。
先ほど、早漏手術=包茎治療と言いましたが、
この手術方法はもともと亀頭がズルむけの人でも、全体を薄くコーティングするように注射することで、感度を低くし、早漏を改善することができます。
・包皮小帯切除術
包皮小帯(陰茎小帯)は、カリの裏側にある亀頭と包皮(ペニスの皮のこと)をつなぐ筋です。俗に言う「裏スジ」というやつですね。
この部分は快感を得やすい部分であり、その筋を切ることで、感度を鈍らせ早漏を改善することができるというわけです。
包皮小帯(裏スジ)と快感の医学的根拠は無く、最近は早漏改善に効果がないという声もあがっています。
早漏手術のメリット・デメリット
早漏手術にはメリット・デメリットがあるので、それらもしっかりと見ておきましょう
◆早漏手術のメリット◆
- 早漏改善だけでなく、包茎治療できる
- 亀頭が大きくなり、自分のペニスに自信が出てくる
- 大きくなった亀頭でパートナーを満足させることができる
- 亀頭の感度を鈍らせ、射精までの時間を延ばすことができる
- 薬よりは早く治すことができる(即効性がある)
◆早漏手術のデメリット◆
- 費用がかかる(場合によってはかなり高額に)
- 多少の痛みが伴う(個人差はあるが、術後に痛みがでることもあるとのこと)
- 手術するクリニックによってクオリティに差が出る(悪徳業者の存在も)
- 手術による副次的リスク(ペニス内の神経を傷つけてしまうなど)
- 術後の生活が少し大変(患部を濡らさないようにしたり、勃起時に痛みを生じたり)
- 包皮小帯に関しては医学的根拠がないので、確実性があるわけではない
短期間ですぐに早漏を治したいというなら手術を選択するのはいいかもしれません。
ただ、医学図書出版が出している泌尿器外科という学術誌では、
『ヒアルロン酸ゲル亀頭陰茎増大は早漏の効果的な治療法であるという証拠がない。手術は永久的な性的機能の損失になるので、現在早漏の治療に推奨されない』(平成25年9月15日発行)
と述べられており、手術という選択肢が推奨されていないので、早漏を治す手段として早急に「手術」を選ぶのはあまり得策ではないでしょう。
もし今安易に手術を受けようと思っているなら、一度考えなおし、きちんとカウンセリングを受けたり、下調べをしっかり行ってから決断に踏み切ってください。
早漏手術はどこで受けられるのか
早漏手術は男性の美容整形クリニックなどで治療するのが一般的となっています。
有名どころでは
- ABCクリニック
- 高須クリニック
- 上野クリニック
- 東京ノースクリニック
- 東京メンズサポートクリニック
- 皐月形成クリニック
などですね。
ABCクリニックなどはかなり大がかりな広告を出しているので、知っている人も多いでしょう。高須クリニックや上野クリニックの知名度もかなり高いです。
早漏の外科手術はお金がかかる
上記のクリニックでの治療は保険適用外なので、結構高額な費用がかかってきます。
ABCクリニック、高須クリニック、上野クリニックを例に挙げてみました。参考にしてください。
ABCクリニック
早漏防止治療 吸収タイプ 40.000円
早漏防止治療 定着タイプS 75.000円
早漏防止治療 定着タイプSS 125.000円
高須クリニック
ヒアルロン酸注入 1本 100.000円
上野クリニック
ヒアルロン酸注入(粒子小) 1本 120.000円
ヒアルロン酸注入(粒子中) 1本 150.000円
ヒアルロン酸注入(粒子大) 1本 180.000円
こうやってみると、ABCクリニックが格段に安いのがわかりますね。
これらクリニックは保険適用外なので、どうしても高額になってしまいます。
ただ、パンツにこすっただけで射精してしまうなどのように生活に支障が出るほど症状が悪化している場合は、クリニックではなく、大きな病院の泌尿器科などを受診することで、保険も適用されるでしょう。
早漏治療手術のリスク
早漏治療手術もとい包茎治療手術は、かなり安全性の高い手術であると言えます。
実績ある大手のクリニックに限ります
しかし100パーセント安全かと言うと、そうではありません。あくまで安全性が高いというだけで、過去には失敗事例などもあったりします。
年々技術の進歩により安全性はどんどん飛躍していくと思いますが、まだまだ多少のリスクがあるということは認識しておきましょう。
そもそもどのような手術でも100%安全というのはほぼありえないので、手術というもの事態になんらかのリスクがあると思っていてください。
過去の失敗事例としては
- 亀頭の変色(手術痕から菌が入り、青くなったり黒くなったりする)
- 手術痕が残る
- 菌による変色の悪化で最悪切断に至る可能性もある
などです。
さすがに切断というのはほぼないでしょうが、内出血や菌による変色の悪化はリスクとして覚悟をしておいた方がいいかもしれません。
まずは早漏改善効果のある薬から
早漏がひどく一刻も早く治したいという方の中には、すぐに治してくれそうな手術を選ぼうと思っている方もいるでしょう。
しかし、他の選択肢も考えずにすぐ手術に踏み切るのはいい選択とは言えません。
手術というのは例え安全性が良くとも少なからずリスクが伴うからです。
なので、手術以外にも早漏改善の選択肢があるのなら、そっちの方も調べてみてから決めるようにしましょう。
手術以外の早漏改善の手段としては、薬による治療とトレーニングによる治療があります。
トレーニングによる治療はあまり信憑性がなく、個人差があったり、全然効果がなかったり、科学的根拠があるわけでもないので、あまりオススメできません。
一方薬による治療はかなり評判がよく、世界的にもよく利用されている治療法であり、手術と比べるとリスクやコストも低いので、オススメできる治療法です。
なので、手術に踏みきる前に、一度薬による早漏治療を検討してみてはいかがでしょうか?
手術による治療がダメというわけではありませんが、コスト・リスクが共に低い、薬での早漏治療があるのなら、一度そちらも試してみるというのがベストな選択と言えるでしょう。